キントーンって何ができるの?
こちらの記事はこれからkintoneを使って業務効率化を検討されている方向けの記事となります。
kintoneの導入を検討されている方が悩まれるポイントの1つとして、「実際のところ何ができるのか?」というものがあります。
答えとしては営業管理、売上管理、顧客管理、在庫管理、人事労務管理など大抵のものが構築可能です。
少し踏み込んでいえば、これまでExcelで管理していたものであればほぼ実現できると言えます。
では、なぜ冒頭のような質問があがるかというと、できることが多すぎるが故だと思います。
kintoneには複数のサンプルアプリが提供されているとはいえ、最初に渡されるのはほぼ真っ白な環境です。
ここに営業管理や在庫管理、人事労務管理アプリなどを構築していくのですが、この構築はユーザ自身が行うことになります。
アプリの用途や機能、さらには画面の配置まで自由に設計することができるのがkintoneの魅力なのですが、設計の自由度が高すぎるが故に導入初期はそれが仇になってしまいます。
kintone導入を成功させるカギ
kintoneの導入を成功させるためのカギは導入前の計画・設計です。
kintoneの特性上、動かしながら作っていくということも可能なのですが、無計画に進めてしまうと後でトラブルの原因となることがあります。
これは他のシステムにも言えることなのですが、途中で変更を加え続けたシステムは外見上は問題なさそうに見えても内部のプログラムは相当無理していることが少なくありません。
システムをデスクに例えると、デスクの上(=システムの外見)はきれいでも、机の中(=システムの内部)がぐちゃぐちゃになっているような状態です。
もちろんこの状態でも仕事はできます。
ただ、ぐちゃぐちゃの引き出しからは簡単にものが見つからないように、システムの内部がぐちゃぐちゃだとメンテナンスや改修コストが跳ね上がります。
メンテナンスコストが上がるくらいならまだよいのですが、最悪の場合、前に追加した機能が邪魔になって欲しい機能が実装できないということもあり得ます。
これらは設計の自由度の高さ故に発生してしまう課題なのですが、これさえクリアできれば非常に使いやすいシステムを構築できます。
よくわからないというときはkintoneに用意されているサンプルアプリを参考にしたり、専門家に相談しながら少しずつ試してみていただければと思います。